「ジェイ!!」
は嬉しそうに彼の名を呼んだ。すると、呼ばれたジェイもフッと微笑む。
「三人とも、無事だったね?」
「キュキュ〜ッ♪」
キュッポとポッポは、一目散にジェイに飛び付いた。
「ははっ…くすぐったいよ。」
ジェイは彼らに笑い掛けると、を見つめた。
「?」
「…無事で、なによりですよ。」
「ジェイのお蔭です。」
ジェイはキュッポとポッポに離れる用に言うと、じっと彼らを見た。
「…何でモフモフ族の皆がここにいるんだい?避難しろってあれほど言ったじゃないか。」
「ジェイやセネルさん達が戦っているのに、キュッポ達だけが隠れてるのはイヤだキュ。」
「ポッポ達もセネルさん達と一緒に行くキュ!」
「命だって惜しくないキュ!ジェイと一緒に頑張るキュ!!」
キュッポがそう言うと、彼らは示し合わせたように「ジェーイ!ジェーイ!」とお決まりのリズムをとった。
は彼らとジェイを交互に見ながら、内心ハラハラしていた。
最初はキュッポとポッポを愛おしそうに見ていたジェイの目が、段々怒りの色を帯びてきたからだ。
「あの…キュッポ、ポッ…」
「ふざけるなっ!!!!」
が言いかけたとき、ジェイが凄い勢いで彼らに言った。
彼らはその声にビックリすると、両手を挙げての後ろに隠れた。
そしての足の隙間からチラチラとジェイを見ている。
「命が惜しくないなんて冗談でも口にするな!僕がそういうの大嫌いだってキュッポ達は知っているはずだろ?」
ジェイの瞳の色は、怒りの色から落ち着き悲しみの色へと変わった。
「ごめんなさいキュ。」
「…さあ、僕と一緒に離脱しよう。いいね?」
「あ…ジェイ……。」
「なんですか?あなたも一緒に離脱しますか。」
が呼び止めると、ジェイはにこりと笑って言った。
「いえ…。」
「僕としてはそれが望みなんですが。まあ、さんの決意が固いようなのでこれ以上言いません。さ、行くよ?」
ジェイはキュッポとポッポを促した。
「ジェイ、キュッポ、やっぱりセネルさん達と一緒に行きたいキュ!」
「ポッポも、ジェイが守れない分さんを守るキュ!!」
「何でそういう話に……じゃなくて、どうしてそんな我儘言うんだよ!」
「…ねぇ、ジェイ。」
「…なんですか?さんはこういう時口出しするような人じゃないでしょう?」
「そうですけれど。」
「じゃあ、口出ししないで下さい。」
ジェイは思い切りを睨んだ。
はその顔に怯むと、手をぎゅっと握り締めた。
ジェイはそれを見てハッと気付くと、自分の行動に舌打ちをした。
「すみません。……で、なんですか?」
「…キュッポ達にとって、ここはとても大切な場所なのです。だから、私達だけではなく自分達の力でここに平和を取り戻したいのではないですか?」
の言葉に、ジェイの顔色が変化してきた。
「あ……。」
「そうなんだキュ!」
「ジェイ、そうなんだキュ!!」
彼らはの足の間から小さな手を突き出した。
「ねぇ、ジェイ。あなたにとって彼らがとても大事であるように、彼らにとってここはとても大事な場所なのではないのかしら?」
「……。」
「キュッポ達はずっとここに住んでるキュ。ここで楽しい事、悲しい事、いっぱいあったキュ。」
「そうだキュ。そして、ここではジェイにも出会ったキュ。」
「今までいっぱいあったキュ。これからもいっぱいあるキュ。そのために、皆戦ってるキュ!勝ち取るんだキュ!」
今や彼らはの後ろから出てきて、ジェイの手を取っていた。
ジェイはそんな彼らを驚いた顔で見下ろしていた。
「ジェイ。」
「……それでもやっぱり、モフモフ族の戦闘参加を認めるわけにはいきません。」
「そう。」
「ジェイ〜!!!」
ジェイは後ろを向くと言った。
「ごめん、キュッポ、ポッポ。僕は認められない。」
「キュ〜。」
そして本陣に向かって歩き出す。
「行くよ。」
「キュー……。」
キュッポとポッポは渋りながらジェイの後を追う。
「…ジェイ!!!」
そんなジェイを、は大声で呼び止めた。
「あなたはそれでいいのですか?大切な人たちの思いを簡単に無下にするのですか!?」
は更に続けた。
「あなたがとても大切にしている人たちの願いなら、自分で叶えてあげるくらいの事は……できないのですか?」
「ッ……」
ジェイは振り向いたかと思うと、の目の前に走ってきた。
「・・・ッハア……さん、あなたには負けましたよ。」
ジェイの言葉にはクスと笑うと、
「いらっしゃい、新しいお仲間さん。」
と言った。
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ジェイ仲間に!!
これからたくさんジェイ絡みが書けるわ!
ウィルに一つごめんなさい。
セリフ盗っちゃった♪
2006/05/20
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